
| 2001. 秋 菊花賞遠征報告 |
| 写真・文:馬専門官ひで |
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【遠征計画】 「そうだ、京都へ行こう」。思い立ったのはJR東海のCMを見たからではない。 競馬歴10年を突破した馬専門官ひで。生涯はじめて的中したレースは1991年の菊花賞だった。 これまで、皐月賞、東京優駿は何度か観戦に行ったものの菊花賞は観戦することがなかった。 クラシックレースは、出走することが困難なレースであることは言うまでもない。そしてそれを制することが できる馬は名馬と呼ぶにふさわしい。 そして、3冠レースを全て生で 観戦するということも・・・。馬専門官ひでは、21世紀を迎え競馬に対する新たな決意を示すために 菊花賞を見なくては、そして、彼を見なくてはいけいないのではないか、という思いにかられるようになった。 ダービー馬、ジャングルポケットである。 皐月賞3着、東京優駿1着、そして菊花賞。出走することすら困難な3冠レース全てに出走し東京優駿に続く2冠を 目指すジャングルポケット。彼を見ずして3冠はあり得ない。そして、クラシックレース観戦3冠を達成するのは今しかない。 そんな思いに駆られて京都へ向かった・・・。 |
| 【ひかり113号】 馬専門官ひでは、朱鷺一係長であることは新潟遠征の際に記したが、実は鉄道野郎でもあった。 京都までは東海道新幹線を利用するが乗ってみたい車両があった。それはのぞみに使用されている500系と700系だった。
【写真-左 JR東海700系新幹線 -右 (参考)JR東日本E4系新幹線】 まだ乗ったことが車両に乗りたいが、のぞみの料金を支払うのはいやだ。時刻表を見ていたひでが見つけたのは 「ひかり113号」注記だった。「(700系車両を使用)」。きまりだ。東京発7:03分の「ひかり113号」で京都へ行くことに。 一本前に「ひかり141号」(同じく700系車両使用)もあったが、6:33分発のため113号とする。この判断が馬専門官ひでに 重大な問題を巻き起こすことになった。 |
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【東京駅から京都駅へ】 朝、5:40に自宅を出発。東京駅の新幹線ホームには6:40くらいに着く。ちょうど「ひかり113号」が入線。 自由席禁煙車両の2号車に向かう。座席番号を見ると13E。そうジャングルポケットの馬番だ。しかし2号車ではいかん。 1号車に移動。1着の一番にこだわる。東京駅を発車する際には車内は空いていた。定刻に東京駅を発車。最初の停車駅、 新横浜駅で早くも空席が無くなる。 新横浜駅から名古屋駅までノンストップ。さすが700系。速い。ひでが座った座席は進行方向右側。 富士山が見える方だった。あいにくの曇り空だったがそのシルエットは見事だった。富士山が見えなくなったあたりで記憶消失。 気が付くと名古屋駅手前だった。名古屋駅で乗客があふれだしデッキも混雑している。 |
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【P-ARSシステムの大誤算】 名古屋駅発車直後、公衆電話にむかう。東京競馬の投票を行うためだ。京都駅到着9:44のため、第1Rの投票が 間に合わないのだ。電話をかける。しかし・・・。受話器の向こうから聞こえてきたのは、「この番号はお客様がお掛けになっている 電話からはご利用できません」。 がーーーん!!! な、なんてことだ。東京1R、よしとみが有力馬に騎乗する。よしとみ専門官のひでは、よしとみ単勝馬券を 購入しないとその存在意義が消失してしまうのに・・・。ひではPATの会員であるがPAT会員が電話投票できるP-ARSシステムを よく利用している。余剰テレホンカードの処理も兼ねているのだが、このシステム、通常の投票〆切時間の30分前に投票を 締め切ってしまうのだ。しまった、貴重なよしとみの勝ち星の享受を授かれない・・・。がっくりと肩を落とし席に戻るひで。 そう、1本前の「ひかり141号」に乗っていれば、京都駅到着が9:19。十分投票に間に合っていた・・・。京都駅に到着後、 改めて電話投票を行う。2Rの投票は間に合った。 教訓:新幹線車内の公衆電話からP-ARSシステムは使えない。ていうか、携帯で使えるようにしてくれ、P-ARS!!! 追伸 東京1R、よしとみ、見事1着!!!・・・。単勝120円の配当だった・・・。 |
| 【日刊スポーツ】 東京駅で日刊スポーツを購入。京都駅でも日刊スポーツ購入。 以前、サンデーサイレンス伝道師と名高い四国のKさんと御一緒したとき「日刊スポーツは東西で紙面が違う」とおっしゃられていたので、いい機会なので比較検討する。記者が違うのは当然として印刷そのものレイアウトも違う。正直、東京版の方が読みやすい。 |
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【京都駅 → 京都競馬場】 京都駅から奈良線で東福寺駅へいき京阪電鉄に乗り換えて淀駅まで。東福寺までは3分ほど。しかしJR乗換駅にも関わらず京阪電鉄東福寺駅は急行が停車しなかった。これでは中央線の西国分寺駅じゃないか。やってきた各駅停車に乗車。しかし中書島駅どまり。目前で足止め食らう。ようやく急行に乗り換えて淀駅に。このとき車窓には雨粒が。淀駅到着。すでに小雨がぱらついている。京都競馬場へ向かう人混み、も予想より空いている。帰りの切符を購入し京都競馬場へ。これがまた大誤算であった。京都競馬場前にはバスターミナルがありJR山崎駅、阪急上牧行きのバスが並んでいた。料金は京阪と同じ料金である。あまり気にとめなかったが、帰路で痛恨の一撃を食らうこととなろうとは。 苦難の末ようやく京都競馬場に到着。世田谷の自宅を出発してから5時間が経過していた。 |
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【京都競馬場】 第一印象は、でかい。きれいだ。しかし、新潟競馬場に似ている!?新潟競馬場が真似したんですね。ビッグスワン(たしか最近新設された?)は広くて馬券も買いやすい。 |
| ○お食事拠 ファーストフードコーナーは広く、馬場、パドックとのアクセスもしやすい。東京競馬場はファーストフード店が地下1階にあるため不便である。朝飯をここで食す。京都でも吉牛。大盛り440円。味は同じだった。 |
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○パドック パドックが楕円でなく円に近いとはじめて知った。真ん中の松はじゃまだと思うが・・・。掲示板側は観覧席がないので不便そう。新潟競馬場も同じ作りだ。東京、中山のように1周ぐるりと観客が見られる方がいい気もするが。 |
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| 【写真 京都競馬場パドック】 |
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○コース スタンド一般席の数が多いのはよい。もちろん座れなかったが。コースはわりと広い。1800mのポケット地点はいい。東京競馬場では1800mではスタートしてすぐに2コーナーにさしかかるのでごちゃつく。内馬場の真ん中の池には白鳥がいました。 |
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| 【写真 京都競馬場芝コースゴール前】 |
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【うまのくつやさん】 お昼休み、装蹄師さんが目の前で蹄鉄を作る実演があった。 装蹄師は二人。ナリタブライアンを担当された方とフラワーパークを担当された方(お名前を忘れてしまいました)で 手つき鮮やかにとんてんかんと蹄鉄を作られていた。 秋華賞開催日、東京競馬場でも同様の催しがあり、そのとき使用済みの蹄鉄をもらえた。馬専門官ひでもすばやくゲット。 とりあえず飾ってあります。 |
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| 【写真-左 蹄鉄を作る装蹄師さん -中央 うまのくつやさん -右 馬専門官ひで事務所所蔵競走馬の蹄鉄】 |
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【ライスシャワー】 ライスシャワーの慰霊碑は馬頭観音の隣にありました。花、にんじんなどが手向けられていました。 ライスシャワーは1992年菊花賞を制し、1993年天皇賞(春)を制覇。1995年天皇賞(春)を制覇しました。 同年、京都競馬場で開催された宝塚記念で短い生涯閉じました。 ライスシャワーには思い入れも強く、京都競馬場を訪れて感慨深いものがありました。 |
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| 【写真 ライスシャワー慰霊碑】 |
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【マヤノペトリュース】 ライスシャワーがミホノブルボンの2着に突っ込み馬連3万馬券を演出した1992年東京優駿。 3着はマヤノペトリュースでした。ひではライスシャワーとマヤノペトリュースの馬券を持っていました。700倍でした。 そのマヤノペトリュースは元気に誘導馬をやっていました。この日、菊花賞特別企画で、南井克巳調教師が6Rと 菊花賞の誘導馬に騎乗しましたが騎乗馬はマヤノペトリュースでした。 |
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| 【写真 南井克巳調教師とマヤノペトリュース号 -左 パドックにて -右 本場馬にて】 |
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【新型馬券】 京都競馬場では新型馬券を発売していました。新型馬券はキャッシュカードサイズに小型化。裏は白でした。 ひでは菊花賞の馬券を新型馬券で購入しました。が、払い戻し機を見ると、新型馬券はなるべく京都競馬場で換金してくださいと、 あるではないか。しまった、当たったたらどうしよう、カラースキャンしたいけど東京では換金できないのかなぁ・・・。 いや、待てよ、これは当たらないということか!?? などと不吉なことを考えていたことが現実になろうとは・・・。 |
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| 【写真 -左 従来の馬券】 【写真 -右 新型馬券】 |
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【レース観戦】 ここまで、レースの話が全く出てこない、が、馬専門官ひでは基本的に重賞以外は、よしとみ単勝馬券か 応援単勝馬券ぐらいしか購入しない。よって、京都競馬場まで行き、勝負したのは菊花賞だけだった。この日京都競馬は荒れに 荒れまくっていた。手を出さ無くてよかった。 |
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【不景気の影響】 しかし、午後になっても観衆が増えない。あいにくの天気のせいかもしれないが菊花賞なのにあまりに少ない。 叶美香が来てるのに少ない。不景気が直撃しているのであろうか。江戸より浪速の民のほうがシビアである。 |
| 【菊花賞パドック】 菊花賞のパドックは混んでいた。地上では馬の鬣くらいしか見られないのでビッグスワンの2階から見る。 「おれはやるぜ」のシンコウカリドがいないのが寂しい。が、菊花賞出走馬、さすがにどの馬も格を感じる。 ジャングルポケット、パドックに現れるや並んでるカメラマンを一弊、「今日も仰山きとるのー、オレをうつすんかい?じゃまにならん よう、写したりー」てな感じ。菊花賞の入れ込み君は、関東馬メイクマイデイ。ひでの大穴馬だ。シンコウカリドの「オレはやるぜ」 という感じではなく「はしらなきゃがんばらなきゃ」という感じ。小股歩きでパドックをまわる。ジャングルポケット、 「よっしゃ、きょうはやるさかい、応援たのんまっせ」。ダンツフレーム「るさいな、男は黙って勝負だ」と時々観衆をにらみつける。 しかし、パドックで目立ったのは、マンハッタンカフェとチアズブライトリー。黒い 。さすがSSの子だ。と感心したが、実は馬体が一番映えて見えるほどマンハッタンカフェの出来がよかったのだ・・・。 |
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| 【写真 菊花賞パドック、左下に南井勝巳調教師とマヤノペトリュース号】 |
| 【菊花賞本番】 ファンファーレとともに拍手喝采は東西同じ光景。呆れる。ひでは4コーナー付近で観戦。スタート直後、ジャングルいきたがる。角田騎手押さえる。 |
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| 「オレはいくぜ、オレはいくんじゃ、コラ、角田、なんしとんじゃい、はなさんかい!!!」 |
| 目の前を15頭が駆け抜ける。凄い迫力だ。ジャングルは引っ掛かったまま。マイネルデスポット、余裕の単騎逃げ。向こう上面でちょっとやばいかなとおもったが・・・。 |
最後の直線、ジャングルポケットは大外から追い込みましたが・・・。
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【帰路、大苦戦】 淀駅にタイミング良く到着した各駅停車で東福寺駅へ。途中通過待ちはあったもののここまでスムーズ。 しかし、JR奈良線が、列車が来ない・・・。目の前の京阪電鉄は通過列車だけでなく各駅停車もばんばん来る。どうなってんだ・・・。 菊花賞の大敗で心身ともにダメージを受けていたひではさらに疲れた。20分は待たされてやっと京都駅へ。新幹線も混んでいるだろう なあ、と思いつつホームへ。16:50発「ひかり166号」。自由席は、おいおい立ってる人がいるよ。これはスルーして16:57発の「ひかり246号」にしよう。同じ考えの乗客と「ひかり166号」を見送る。これがまたまた大誤算。「ひかり246号」はさらに混んでいた。しかも名古屋まで各駅停車。「ひかり166号」は名古屋まで一直線。多くの乗降客が見込まれる名古屋駅に早く着く「ひかり166号」に乗るべきだった。岐阜羽島駅で通過待ちしている際に痛感したひでだった。結局、名古屋駅から座れて無事帰ってきたのだった。 |
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【京都遠征、反省】 夏の新潟競馬に続き、秋の京都競馬は惨敗でした。 遠征に弱い馬専門官ひで、秋競馬は本拠地東京競馬場で頑張ろう。 |