第1章・第1節  右四間飛車戦法とは?

右四間戦法とは?

「右四間飛車戦法」(第1図の後手陣。「右四間飛車 - Wikipedia」等もご参考下さい)に対する受け方がわからない!という三間飛車党の方々のために、「VS右四間かんたん講座」をお贈りしようと思います。 「かんたん」というのは、簡単に右四間を撃破できる、というわけではありません(それほど甘いわけではありません)。 三間飛車VS右四間飛車の定跡形を、特に級位者の方々向けに、なるべく難しい話は省いて解説していこうという意味です。

「右四間飛車戦法」は、特に対四間飛車戦においてアマチュア棋界で一時期猛威を振るっていましたし、 2003年現在でも対振り飛車、対矢倉の戦法として人気を誇っているといえます。 2002年には、三浦弘行先生による 「三浦流右四間の極意―四間飛車をやっつけろ」という著書も発刊されており、 その売り上げからもこの戦法の人気がうかがえます(この書籍では、幸い三間飛車は標的にされていないようです)。 相手が四間に振ってきたのを見て、同じ位置に振って攻めつぶそう、というごう慢な戦法と言えるかもしれません。

さて、「四間飛車VS右四間飛車でもいい勝負なのだから、筋違いの三間に振っていたら、 受けの枚数が足りずに右四間に4筋を簡単に突破されてしまうんじゃないの?」 と思われるかもしれません。しかし、その考え方自体が、現代の振り飛車党感覚では「筋違い」となっているようです。 すなわち重要視すべきは「捌き」。四間飛車による現代感覚の右四間対策は、右四間の攻めは相手にせず、 隙あらば3筋や2筋に飛車を振って捌きにいこう、というもの。 このあたり、私は所有していないのでので詳しくは知りませんが、 「最強藤井システム」(藤井猛先生著)という本に参考になる棋譜や解説が載っているようです。 また、きむさんの「きむの将棋放浪記」というホームページでも簡単に紹介されていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

「捌き」の方針でいくのは三間飛車でも同様。むしろ始めから右四間とは筋違いで相手にしていないので、こちらから動きやすいという利点があります。 弱気に3筋から4筋に飛車を振りなおしていてはいけません。ではこれから図面入りで解説していこうと思います。

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